2024 6 11, 17.00
差し迫った気候変動や高齢化、人口減少など、世界が直面する課題は未知で不確かです。これらの課題に立ち向かうためには、政府や大企業にはない斬新なソリューションも時には必要で、スタートアップの役割が期待されています。
スタートアップは、革新的なソリューションで現状に機敏に挑戦することで、現代における最も差し迫った課題に対処することができます。
スタートアップとは、拡張性を秘めた新興企業のことで、通常、新しいテクノロジーを使って斬新な方法で問題を解決します。スタートアップのエコシステムとは、新興スタートアップの事業成長を支援するために設計されたリソースのネットワークです。これらのネットワークには、メンター、インキュベーター、投資家、企業、研究機関、その他のプレーヤーが含まれます。
北欧地域にはユニコーン企業が数十社あり、世界で最も困難な課題を解決する革新的なスタートアップ誕生の基盤があります。そのインフラは、学生主導の取り組み、政策立案や都市計画、失敗を受け入れる文化、政府の支援制度を通じて育まれています。北欧では、人口1人当たりのユニコーンの数は世界でもトップクラスです。
日本もまた、ユニコーン企業の数を10倍にし、東京を世界で最も「スタートアップに優しい都市」にするという野心的な目標を掲げています。スタートアップへの投資は着実に伸びており、オープンイノベーションを奨励する新しい政策も採用されています。日本の質の高い研究や、グローバルに活動する企業や商社は、スタートアップが成長するための肥沃な土壌を提供しています。
私たちは、北欧のスタートアップ・インフラのノウハウと日本の野心は、相性の良い組み合わせだと信じています。
今回のノルディック・トークスでは、柔軟な働き方、ウェルビーイング、失敗を恐れない文化を育みながら、世界が直面する差し迫った課題に対処する斬新で持続可能なソリューションを生み出す、包括的なスタートアップ・エコシステムのインフラを構築する方法に焦点を当てます。また、このインフラにおける若い世代の役割とは何か、そして、イノベーションという、とらえどころのない資質を育む条件とは何かについても議論する予定です。
ご参加お待ちしています!
日時:
2024年6月11日 17:00-18:30
会場:
Zoom (登録リンクは下記)
How to Build Startup Ecosystems for a Better World? より良い社会のためのスタートアップエコシステムの築き方 — Nordic Innovation House
*会場参加は、招待制とさせていただいています。
開催言語:
英語(日本語同時通訳付き)
パネリスト:
アンティ・ソンニネン氏 (Takeoff Tokyo CEO)
トビアス・マティアセン氏(SKB.vc 創業パートナー)
杉本亜美奈氏, DrPH(fermata株式会社 代表取締役CEO)
石田晋太郎氏(株式会社ウニノミクス COO)
モデレーター:
ニコラス・カルヴォネン (ノルディックイノベーションハウス東京 コミュニティーディレクター)
プログラム;
17:00 開会の挨拶 タンヤ・ヤースケライネン駐日フィンランド大使
17:10 ディスカッション
17:55 質疑応答
18:05 タウンホールディスカッション
18:25 閉会の挨拶 クリスティン・イグルム駐日ノルウェー大使
18:30 配信終了
本イベントは、デンマーク大使館、フィンランド大使館、アイスランド大使館、ノルウェー大使館、スウェーデン大使館、ノルディックイノベーションハウス東京、Moon Creative Labの共催で開催します。
イベントは録画され、後日公開されます。